人体の体重の60%は水であると言われていますが、最近、筋肉と水の関係で、おもしろい記事を見つけました。
筋肉は、意外なことに、どうやって収縮するのかという仕組みはまだ解明されていません。
そこで、現在、竹森重さんという筋生理学の学者の方が注目しているのが、「筋肉の中の水のふるまい」ということです。
筋肉という組織の中にはたくさんの水があり、氷のように動かない水から、自由に動く水まで、その水の動き方に違いがあるというのです。
そして、この水の動き方が、筋肉の収縮の仕組みを解明する、カギになるのではないかということでした。
一方、この記事と同じ頃、「WATER」という映画の存在を知りました。
http://www.youtube.com/watch?v=DhuHjPPRI64
水を、ただH2Oという分子という観点だけではなく、その分子がどのようにくっついて形を作っているか、クラスター・構造を作っているかということで、新しく水の性質をとらえようとする研究が始められています。
その視点から行なわれている数々の研究によると、ひとつひとつの水分子のくっつき方、構造パターンが、ひとつの情報記憶装置となること、すなわち「水は情報を記憶する」という可能性が考えられています。
ある研究によると、ポジティブあるいはネガティブのいずれにしても、人間の感情が、もっとも大きな影響を持っているということです。
そして、体の大部分が水ならば、人間の体が、周囲からの、あるいは自分自身による、マイナス、あるいはプラスの感情の影響を受けているということは、自然に考えられることではないでしょうか。
こうした研究の存在を知り、
私が学んだ手法は、体に含まれている水を、動かし、活かすものは活かし、排出させるものは、排出させるという事で、身体全体の水の循環を改善する、体内の水に対してアプローチするという技術なのではないかと、近頃考えています。
体内の水のふるまいがさらに注目され、研究が進めば、また新しい発見があるのではないかと思う、今日この頃です。