女性にとって悩ましい問題、「むくみ」。
リンパの流れが滞り、皮下に余分な水分と老廃物がたまってしまうと「むくみ」になります。
リンパは血管と同じように全身に分布し、静脈血に吸収されない過剰な水分や老廃物を回収し、そしてまた血液中に戻しています。
また、静脈もリンパも同じように、筋肉の運動などで周りの圧力を加えてやらないと、
心臓に向かって血液やリンパ液を戻すことができません。
血行不良や運動不足はむくみと深く関係していて、冷えとむくみに同時に悩まされる方が多いのもこのためです。
夏は冷房にさらされ、血行不良や自律神経の乱れが起こりやすく、冷え、むくみも起こりがち。
心臓から遠く重力の力をうける足は、当然むくみやすくなります。
そこで、マッサージ等で血行とリンパの循環を促すことがむくみ解消には大切になります。
血行については 【3】冷え対策!フットバスにひと工夫 でご紹介するとして、
今回は、リンパの流し方のコツをご紹介しましょう。
1 リンパ節を流しておく
リンパには末梢から流れてきたリンパが集まる、リンパ節という場所をいくつか経て、最終的に鎖骨の下あたりで静脈と合流します。せっかく流れてきたリンパの流れも、リンパ節の流れが滞っていると、せき止められてしまった水のようにもとに戻ってしまいます。
なので、リンパを流す場合は
鎖骨のくぼみ→脇の下→お腹→そけい部(ビキニライン)→ひざのうらの順で
それぞれリンパ節のある場所を、心臓のほうに向けて(お腹は時計回りの円を描くように)軽くさすっておきます。
それから、足のうらからさするようにリンパを流します。
2 「ス~リスリ」する
リンパは皮膚の下に多くあるので、手の力加減はさする感じ。
「ス~リスリ」するようなイメージにすると良いですよ。
マッサージする時は、体の形にそって手を沿わせるように動かすとスムーズですし
気持ちいいです(^^)
3 流す方向
足のうら→くるぶし、くるぶし→ひざのうら、ひざのうら→そけい部(ビキニライン)の方向で、
リンパ節からリンパ節へ流すようなイメージでさすっていきましょう。
4 深呼吸
内臓にもたくさんのリンパがありますが、さすがに内臓をマッサージするわけにはいきません。
そこで、深呼吸。
深呼吸することで、背骨の内臓側にあるリンパ管や横隔膜のリンパを刺激してくれます。
【おすすめレシピ☆すっきりさわやか】
アロマの心地よい香りとその成分は、リンパマッサージの効果を高めてくれます。
循環を助けてくれるアロマオイルでマッサージしましょう!
ジュニパー:1滴
レモン:1滴
ラベンダー:1滴
キャリアオイル:20ml
※「夏のレシピ☆ダイエットしたい!」で紹介したブレンドもおすすめです。
そうそう、マッサージの前後には、必ずきれいなお水を飲んでくださいね!!
お水の取り方もむくみと関係が深いのです。
次回は水分補給についてです♪